福岡の奥八女焚火の森キャンプフィールドで直火の焚き火を満喫

当ページのリンクには広告が含まれています。

福岡県八女市の黒木町にある奥八女焚火の森キャンプフィールドでは、直火の焚き火を全5区画の専用エリアで楽しめます。九州自動車道の八女インターチェンジから車で約40分、福岡市内からは1時間半ほどの山あいに位置し、笠原川のせせらぎと森に囲まれた敷地の中で焚き火を囲む時間そのものを目的にした滞在ができる施設です。2021年4月にオープンしたばかりで、トイレやシャワーといった水回りの清潔さにも定評があります。この記事では、サイトの種類や料金、設備、予約の仕組み、周辺の立ち寄りスポットまで、実際に訪れる前に知っておきたい情報をまとめます。

目次

奥八女焚火の森キャンプフィールドは2012年の豪雨被災地を2021年に再生した施設

もともとこの場所には、きのこ村キャンプ場という施設がありました。2012年の九州北部豪雨によって被災し、長らく休止していた土地を、地域の森林資源を活かす形でリニューアルしたのが現在の奥八女焚火の森キャンプフィールドで、2021年4月に開業しました。運営が掲げているのは「忙しい日々に焚き火を囲む、やさしい時間を。」という方針で、木とふれあい、木に学び、木でつながる場所づくりを目指しています。宿泊施設という枠を超えて、八女の山と木の恵みを体感できる木育の場としての役割も担っているのが特徴です。開業からまだ日が浅いこともあり、トイレやシャワー、炊事場といった水回り設備はきれいに保たれていて、キャンプ初心者やファミリー層にとって利用しやすい環境が整っています。

木育という言葉は2004年に北海道で生まれた教育概念で、木とふれあい、木に学び、木と生きる取り組みを通じて、乳幼児期から大人まで木の温もりに親しんでもらうことを目指しています。2006年には森林・林業基本計画にも用語として盛り込まれ、現在は林野庁や自治体、各地の団体によって全国に広がっているようです。奥八女焚火の森キャンプフィールドが掲げる木育の場づくりも、こうした全国的な流れの延長線上にある取り組みといえます。

アクセスは福岡市内から車で1時間半、八女インターから約24キロ

奥八女焚火の森キャンプフィールドへは、福岡市内から車でおよそ1時間半かかります。九州自動車道の八女インターチェンジからは約24キロ、所要時間はおよそ40分が目安です。もう一つのルートとして、国道442号を黒木の大藤交差点で左折し、笠原方面へ向かう県道797号線を進む道もあり、こちらは交差点から車で約15分とされています。所在地は福岡県八女市黒木町笠原9512で、山あいの道を進んでいくため、カーナビだけに頼らず事前に公式サイトのアクセス情報を確認しておくと道に迷わずに済みます。周辺は星野村や黒木町といった茶どころ、果樹の里として知られるエリアに囲まれていて、道中の景色からも八女らしい山里の雰囲気が伝わってきます。

サイトは6タイプ、直火が楽しめるのはBサイトの5区画のみ

奥八女焚火の森キャンプフィールドには、Tサイト、Eサイト、Aサイト、Fサイト、Rサイト、Bサイトという6つのタイプが用意されていて、目的や人数に応じて選べます。中でも直火の焚き火が許可されているのは、Bサイトの中の直火焚火OKエリア5区画に限られます。

電源付きサイトとフリーサイトは快適さと手軽さで選べる

高台にあるTサイトは見晴らしの良い電源付きサイトで、景色を楽しみながら過ごしたい人に向いています。Eサイトは車両1台をサイト内に停められる電源付きのオートサイトで、荷物の多いファミリーキャンプに人気があり、料金の目安は1サイト5000円です。Aサイトは車両を横付けできる庭園風の砂利地のサイトで、テントの設営がしやすい造りになっています。場内中央のFサイトはフリーサイトで、料金目安は1サイト3000円と手頃なため、ソロキャンパーや身軽なグループに向いています。

Rサイトは川沿いの独立空間で静けさを重視する人に向く

川沿いに位置するRサイトは、他のサイトから完全に区切られた独立性の高い空間です。川のせせらぎを聞きながら静かに過ごしたい人や、家族やグループでのんびりしたい人に適したロケーションといえます。

Bサイトは直火焚火OKエリアなど3つのエリアに分かれる

Bサイトはフォレストエリア、直火焚火OKエリア、プライベートエリアの3つに分かれています。フォレストエリアは樹木の立ち並ぶ森の中にあり、ハンモックを吊るして木々に囲まれながら過ごせます。直火焚火OKエリアは棚田状に整備された全5区画で、各区画に石組みのかまどがあらかじめ用意されているため、地面を傷めずに本格的な直火の焚き火を楽しめます。プライベートエリアは気の知れた仲間や家族1組限定で使えるクローズドな空間です。料金はフォレストエリアと直火焚火OKエリアが1名1500円、プライベートエリアは2名まで3000円で、3名以上は1名追加ごとに1500円が加算されます。

コテージは1棟26400円、キャビンは1棟17600円で快適に泊まれる

テントを持っていない人や快適な宿泊を求める人には、コテージとキャビンが用意されています。コテージには薪ストーブを備えたタイプもあり、寒い時期でも暖かく過ごせるよう配慮されていて、料金目安は1棟26400円です。キャビンは室内にウッドデッキを備えたタイプで、料金目安は1棟17600円となっています。キャビンの室内にはテーブルや椅子、照明、コンセント、シャワールーム、ドライヤー、ウォシュレット付きの温便座トイレ、給湯対応の水道、シンク、エアコン、寝具が備え付けられていて、テントの設営や撤収の手間を省きたい人や、小さな子ども連れの家族にとって有力な選択肢になります。ペット可のキャビンも用意されているため、愛犬と一緒に宿泊したい人にも対応しています。

サニタリー棟のシャワーは24時間利用可能で男女各2室

場内のサニタリー棟には、お湯が出る洗い場、男性用個室2つと女性用個室2つのシャワールーム、ドライヤー、コインランドリー、ウォシュレット付きの温便座トイレが揃っています。シャワールームは24時間いつでも利用できるとされているため、日中しっかり遊んで汗をかいたあとや、早朝出発前にさっぱりしたいタイミングでも困りません。水場やトイレは場内の複数箇所に設置されているとの情報もあり、サイトからのアクセスにも配慮された設計になっているようです。2021年に新設された施設ならではの清潔感は、多くの利用者から評価されているポイントです。

日帰りでも焚き火プランとテントサウナを楽しめる

施設全体で焚き火を楽しむための工夫が随所に見られるのも、奥八女焚火の森キャンプフィールドらしさです。直火OKエリア以外のサイトでも、焚き火台を使った焚き火は基本的に楽しめます。日帰り利用者向けには、テーブルと椅子のレンタル付きで焚き火やBBQを楽しめる焚き火プランが用意されていて、宿泊しなくても気軽に焚き火を体験できます。日帰りプランの中にはテントサウナを楽しめるものもあり、焚き火で心身を整えたあとにテントサウナで汗を流し、川の水音を聞きながらととのうという過ごし方もできます。デイキャンプは平日のEサイト限定で利用できるという情報があり、休日はサイトの回転を考慮して制限されているようなので、日帰り利用を考えている人は事前に公式サイトや電話で確認しておくと安心です。

一般的なキャンプ場では、地面の微生物層や根を傷めることや、過去の火災事故、灰や炭の放置による景観の悪化などを理由に、直火を禁止して焚き火台の使用を求めるケースが増えています。そうした流れの中で、石組みのかまどを整備したうえで直火を明確に許可しているのは、多くのキャンプ場と比べても珍しい対応といえます。

駐車場は場内乗り入れ禁止、ゴミは分別すれば持ち帰り不要

車での場内乗り入れは基本的にできず、管理棟のそばに用意された駐車場に停めるスタイルです。荷物の積み下ろしのために一時的にサイト近くまで乗り入れることは認められているようで、荷物の多いファミリーキャンプでも無理なく荷物を運び込めます。チェックインの際にはまず管理棟へ向かい、そこで手続きを行う流れです。ゴミは原則として現地で処分して帰ることができますが、ペットボトル、飲料缶、ビン類、ガス缶、燃えるゴミ、炭や薪の燃え残りなどの分別は必要で、受付時に分別用の袋が渡されます。陶器類や電池、それ以外の分類に当てはまらないゴミは持ち帰りが必要になるため、焚き火やBBQの後片付けについても事前にルールを把握しておくとチェックアウトがスムーズになります。

売店では薪や木炭を販売、八女茶カフェも併設されている

場内の売店では、焚き火に欠かせない薪や木炭のほか、オリジナルグッズや氷が販売されています。手ぶらで立ち寄っても、現地調達である程度の焚き火準備ができるのはありがたいところです。併設された八女茶カフェでは、地元産の煎茶や玉露を味わえます。八女は玉露や煎茶の名産地として知られる茶どころで、キャンプの合間に本場のお茶を味わえるのは、このエリアならではの体験といえます。焚き火の香りとお茶の香りの両方を楽しめる組み合わせは、他のキャンプ場ではあまり見られません。

川遊びと木育ひろばは子供連れの家族に向いている

テントサイトのすぐそばには清流が流れていて、夏場を中心に川遊びを楽しむファミリーの姿が多く見られます。水の透明度が高く、大人も子供も一緒に水辺の時間を楽しめると評判で、焚き火とあわせて川のせせらぎを感じながら過ごせるロケーションの良さが、多くの利用者に支持されている理由の一つになっています。管理棟に併設されたキッズスペースの木育ひろばには、木のぬくもりを感じられるおもちゃが揃えられていて、雨の日や大人が焚き火の準備をしている間に子供が安心して遊べる場所として役立ちます。

愛犬と一緒に泊まれるサイトとキャビンが用意されている

奥八女焚火の森キャンプフィールドは、愛犬と一緒に過ごせるキャンプ場としても知られています。テントを張るキャンプサイトはもちろん、屋根のあるコテージも犬と一緒に宿泊できる仕様になっていて、天候を気にせず愛犬とゆったり過ごしたい飼い主にとって選択肢が広いのが特徴です。森や川に囲まれた環境は、人にとってだけでなく愛犬にとっても開放的な時間になるはずです。ペット同伴での利用を検討している場合は、ルールやマナーについて事前に公式サイトや電話で確認しておくと当日を安心して迎えられます。

冬はEサイトのAC電源2口で電気毛布が使え、雨天でも過ごしやすい

奥八女焚火の森キャンプフィールドは季節によって表情が大きく変わります。冬場は森の空気が澄みわたり、焚き火の炎と薪のはぜる音がひときわ美しく感じられる季節とされていて、夏の賑やかな雰囲気とは違う静けさの中で焚き火とじっくり向き合えます。冬季の電源利用については、Eサイトが一区画おおよそ10メートル四方というゆとりある広さを持ち、各区画にAC電源が2口完備されているため、電気毛布やヒーターを使いながら冬キャンプを楽しめます。雨の日についても、木々に囲まれたサイトの中には木の下で適度に雨をしのげる場所があり、雨音を聞きながら川のそばで過ごすのもこの場所ならではの楽しみ方です。トイレやシャワー室はドライヤー完備、炊事場は蛇口からお湯が出る仕様になっているなど、天候が崩れた日でも過ごしやすいようサニタリー設備が整えられています。

予約はオンライン限定で4カ月前の24日午前0時に受付が始まる

予約はオンラインのみで受け付けられていて、4カ月前の24日午前0時から予約受付が始まる仕組みです。直火OKエリアやプライベートエリア、川沿いのRサイトなどは埋まりやすい傾向があると考えられるため、行きたい日程が決まっている場合は予約開始のタイミングを逃さないようにしたいところです。チェックインとチェックアウトの時間は宿泊形態によって異なり、キャンプサイトはチェックインが13時、チェックアウトが11時、コテージとキャビンはチェックインが14時、チェックアウトが10時です。営業時間は9時から18時まで、定休日は毎週水曜日(祝日の場合は営業)で、問い合わせ先の電話番号は0943-42-4305です。

料金の全体像は次のようになります。

サイト・宿泊タイプ料金の目安特徴
Eサイト1サイト5000円電源付きオートサイト
Fサイト1サイト3000円場内中央のフリーサイト
Bサイト(直火焚火OK・フォレスト)1名1500円全5区画、石組みかまど付き
Bサイト(プライベート)2名まで3000円、以降1名1500円ずつ加算1組限定のクローズド空間
コテージ1棟26400円薪ストーブ装備タイプあり
キャビン1棟17600円ウッドデッキ、ペット可タイプあり

サイトによって料金の考え方が1サイトあたりか1名あたりかで異なるため、人数やグループ構成によってお得なサイトが変わってくる点には注意が必要です。

周辺には星の温泉館きららや大藤の名所がある

奥八女焚火の森キャンプフィールドがある八女市黒木町・星野村エリアは、お茶どころとして知られる山里で、周辺には立ち寄りスポットも多くあります。星野村にある星の温泉館きららは、星空を眺めながら露天風呂に入れる施設として知られ、キャンプの前後に立ち寄って旅の疲れをほぐすのに適しています。八女は星の観測環境が良いことでも知られる土地で、澄んだ夜空の下で焚き火を囲む体験に加えて、星空を眺める楽しみも加わります。黒木町周辺には大藤で有名な藤の名所や、八女茶の産地としての茶畑風景、伝統的な町並みもあり、自然と歴史の両方を楽しめるエリアです。市内の観光スポットであるグリーンピア八女もあわせて訪れれば、キャンプと観光の両方を満喫する旅程が組めます。

八女茶の主力品種である玉露は、全国生産量の5割以上を占めるとされ、全国茶品評会でも農林水産大臣賞を重ねて受賞してきた実績があります。山間地特有の朝晩の寒暖差と、川から立ちのぼる霧が茶葉への直射日光を和らげることが、渋みを抑えたうまみの強い味わいを生み出す一因とされています。八女茶カフェでこうした背景を知ったうえでお茶を味わうと、産地ならではの奥行きを感じられるはずです。

場内では薪割り体験や、チェーンソーを使ってスウェーデントーチを手作りするワークショップが開催されることもあります。スウェーデントーチとは、丸太に切り込みを入れて作る北欧発祥の焚き火台のことです。自分の手で薪を割り、道具を作るところから焚き火体験を始められるのは、木育をコンセプトに掲げるこの施設らしい取り組みといえます。八女茶を提供するカフェコーナーや、地元の物産が並ぶマルシェのような催しが開かれることもあり、訪れるタイミングによってはキャンプ以外の楽しみが加わることもあります。場内には芝生の広がるエリアもあり、ハンモックを吊るしてのんびり過ごしたり、子供を遊ばせたりするスペースとしても活用されています。

口コミでは静けさと清潔な設備を評価する声が多い

実際に利用した人たちの声では、木々に覆われた自然豊かな環境で空が綺麗に見え、夜は星もよく見えてとても静かだったという感想が多く見られます。特にBサイトのプライベートエリアについては、景色が良く静かで過ごしやすいという評価が寄せられているようです。新設の施設ならではの清潔な水回り設備と、川のせせらぎや木々の香りに包まれる自然環境が両立している点が、多くのキャンパーに支持されている理由と考えられます。初心者には電源付きのオートサイトやコテージ、キャビンといった設備の整った選択肢があり、経験者やこだわり派には直火OKエリアやフォレストエリアが用意されているため、キャンプ初心者からベテランまで、それぞれのスタイルに合わせて楽しめる幅の広さが人気を集めている理由の一つといえるでしょう。

目的別のサイト選びが奥八女焚火の森キャンプフィールドの強み

奥八女焚火の森キャンプフィールドの強みは、焚き火という体験にはっきり軸足を置きながら、目的に応じてサイトを選び分けられる点にあります。ファミリーでの利用なら設備の整ったEサイトやコテージ、キャビンが向いていて、焚き火そのものをじっくり楽しみたいソロキャンパーやベテランキャンパーには直火OKエリアが向いています。静かな時間を大切にしたいカップルやグループには、RサイトやBサイトのプライベートエリアが選択肢になります。犬連れでの宿泊に対応したペット可のキャビンがある点も、愛犬家にとって見逃せません。福岡県内から日帰りでも十分にアクセスできる距離にありながら、山あいの自然と静けさ、そして焚き火という体験を味わえるこの施設は、日常から少し離れて過ごしたい人に向いています。予約はオンライン限定で、人気サイトは早い段階で埋まる可能性があるため、行きたい時期が決まったら公式サイトで予約開始日を確認しておくとよいでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次