ウェルキャンプ西丹沢は、神奈川県足柄上郡山北町にある、愛犬と一緒に宿泊できる大型キャンプ場です。約1,500平米のドッグランを無料開放しているほか、清流での川遊びや露天風呂、釣り堀といった設備までそろい、ペット可のキャンプ場を探している人にとって有力な選択肢になります。丹沢湖にほど近い山あいに位置し、オートキャンプサイトからコテージ、ログハウスまで宿泊スタイルを選べる点も魅力です。この記事では、ドッグランや同伴ルールを中心に、料金やアクセス、周辺の立ち寄り先まで、神奈川でドッグラン付きキャンプ場を検討する際に知っておきたい情報をまとめました。

ウェルキャンプ西丹沢の基本情報と広さ
ウェルキャンプ西丹沢の所在地は、神奈川県足柄上郡山北町中川868です。丹沢山系の懐に抱かれた立地で、場内には清流が流れ、四季を通じて表情を変える自然の中で過ごせます。営業は通年で、敷地はA、B、C、D、D2、E、インディアンゾーンという複数のエリアに分かれています。コテージは合計35棟、キャンプサイトは最大700組が利用できる規模で、これほどの広さを持つキャンプ場は関東でも珍しく、リピーターの多さにもうなずけます。
丹沢湖にほど近い山あいの環境
最寄りの丹沢湖までは車でおよそ4.5キロメートルの距離です。山あいならではの澄んだ空気と星空、そして季節ごとの表情の変化が、ウェルキャンプ西丹沢の大きな魅力になっています。
約1,500平米のドッグランはBゾーン入口付近にある
ウェルキャンプ西丹沢のドッグランは、広さ約1,500平米、20メートル×75メートル相当というかなりの規模です。Bゾーンの入り口付近に設けられており、宿泊者・デイキャンプ利用者であれば事前申し込みなしで無料で使えます。普段はリードでつないでいる愛犬も、ここでは思いきり走り回れます。
以前はドッグラン利用後に使えるドッグシャワーが併設されていましたが、2024年7月をもって廃止されました。川遊びやドッグランで愛犬が汚れた場合に備えて、体拭き用のタオルやウェットティッシュ、携帯用のシャンプータオルを持参しておくと安心です。設備は時期によって変更される可能性があるため、訪問前には公式ホームページで最新情報を確認しておきましょう。
リードと排泄物、共有エリアでの同伴ルール
ドッグラン以外の共有エリアや通路では、リードの着用が必須です。ノーリードで歩かせると、脱走や事故、他の利用者とのトラブルにつながりかねません。排泄物の放置も重大なマナー違反にあたるため、ペットシートや処理袋でその場で片付け、指定の場所に捨てるか持ち帰りましょう。
狂犬病予防接種証明書と感染症・害虫への備え
ウェルキャンプ西丹沢では、狂犬病の予防接種証明書の携行が求められる場合があります。証明書を忘れると入場やドッグランの利用を断られるケースもあるため、出発前の持ち物リストに必ず加えておきたいところです。
山あいの自然環境では、水辺や土、野生動物のフンや尿から感染するレプトスピラ症のリスクにも注意が必要です。屋外で長時間過ごすとノミやダニ、ヒルが愛犬に付着しやすくなるため、事前のノミダニ予防と、帰宅後のブラッシング・チェックも欠かせません。狂犬病予防法により、日本国内で犬を飼う場合は年1回の予防注射が義務付けられており、証明書はその接種を受けた記録にあたります。宿泊先での提示を求められても困らないよう、普段から手元に控えを用意しておく飼い主も少なくありません。
宿泊は4スタイル、コテージは14,000円から
宿泊スタイルはオートキャンプ、コテージ、ログハウス、新山荘の4種類です。テントサイトは電源ありとなしを選べ、宿泊だけでなくデイキャンプでの利用もできます。愛犬とのキャンプ泊、コテージ泊のいずれも歓迎されており、家族の一員として愛犬と一緒にゆったり過ごせます。
料金はシーズンによって変わりますが、エアコン・ウッドデッキ・ロフト付きのコテージで1棟14,000円程度から、お風呂付きタイプは22,000円程度からが目安です。オートサイトとデイキャンプは公式サイトのWeb予約に対応していますが、コテージ、ログハウス、BBQ食材の予約はコールセンターへの電話予約が必要になります。
予約は3か月前または4か月前から、キャンセルは5日前から全額
予約開始のタイミングにはルールがあります。利用が4回目までの人は3か月前から、5回以上利用したことがある人は4か月前から予約できます。週末や連休、夏休みシーズンは埋まりやすいため、早めの計画が向いています。
キャンセルポリシーは、チェックイン当日を含まない6日前以前であればキャンセル料はかかりませんが、5日前から前日までのキャンセルは利用料金の100パーセントが発生します。日程が固まってから予約する、変更が決まったら早めに連絡するといった対応を心がけたいところです。
コテージやログハウスにはいくつかタイプがあります。
| ゾーン | タイプ | 棟数 |
|---|---|---|
| Aゾーン | 6名用コテージ | 5棟 |
| Aゾーン | 8名用コテージ | 20棟 |
| Eゾーン | 10名用コテージ | 5棟 |
| インディアンゾーン | ログハウス | 1棟 |
| Aゾーン | 新山荘(最大30名) | 1棟 |
このほか、最大40名が宿泊できるかもしかホールという施設もあり、少人数のグループから大人数の合宿まで幅広いニーズに対応しています。愛犬と泊まれるかどうかは施設のタイプによって条件が異なる場合があるため、予約時にコールセンターへ確認しておくと安心です。
露天風呂は土曜限定、コインシャワーは連日使える
露天風呂は原則として土曜日のみの営業で、利用料金は大人1回600円です。場内にはコインシャワーも設置されているため、露天風呂の営業日以外でも汗を流せます。長期滞在や連泊の際に助かる設備で、初めてキャンプ場を利用する人にも安心材料になるでしょう。
清流での川遊びと天然プール、釣り堀
場内の各ゾーンを流れる清流は、いずれも小さな子どもでも遊べる浅瀬になっています。夏場は天然プールでの水遊びも楽しめ、時期によってはホタルの光や、場内で育ったオニヤンマの姿を見られることもあるそうです。愛犬と一緒に川辺を歩いたり水遊びをさせたりできるのも、このキャンプ場ならではの時間です。ただし増水時や天候によっては川遊びが制限されるため、当日の場内案内や係員の指示に従いましょう。
釣り堀もあり、釣った魚をその場で味わうといった過ごし方もできます。売店は場内に2か所、イートインスペースや焼きたてパンの販売もあり、ランドリー設備も整っています。
車なら大井松田インターから約35分、電車は西丹沢ビジターセンター経由
車で向かう場合、東名高速道路の大井松田インターチェンジから国道246号を経由して清水橋まで約12キロメートル、およそ20分です。清水橋からウェルキャンプ西丹沢までは約15キロメートル、およそ25分の道のりで、山道を走る区間もあるため時間に余裕を持って向かうと安心です。
電車を利用する場合は2つのルートがあります。ひとつは、JR御殿場線で谷峨駅まで行き(始発の国府津駅からおよそ30分)、谷峨駅から富士急バスの西丹沢行きに乗り換えて終点の西丹沢ビジターセンターで下車するルートで、バスの所要時間はおよそ40分です。もうひとつは、小田急線で新松田駅まで行き(新宿からおよそ90分)、松田駅前から富士急バスの西丹沢行きに乗車して終点の西丹沢ビジターセンターで下車するルートで、バスの所要時間はおよそ80分です。どちらのルートも、西丹沢のバス停からキャンプ場の東沢受付までは徒歩1分程度で着きます。
| ルート | 経路 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 車 | 大井松田IC→清水橋→キャンプ場 | 約45分 |
| 電車(御殿場線経由) | 国府津→谷峨→バス→西丹沢 | 約70分 |
| 電車(小田急線経由) | 新宿→新松田→バス→西丹沢 | 約170分 |
中川温泉ぶなの湯や丹沢湖など周辺の立ち寄り先
日帰り入浴を楽しめる中川温泉ぶなの湯は、キャンプ場から約3.4キロメートル、駐車場は30台分あります。場内の露天風呂が営業していない日や、じっくり湯に浸かりたいときの立ち寄り先です。
ダム湖として知られる丹沢湖は約4.5キロメートルの距離にあり、湖畔の散策やドライブが楽しめます。登山口として知られる丹沢山方面までは約5.1キロメートルです。キャンプ場から徒歩およそ17分、約1.3キロメートルの場所には、ガラス工芸を体験できる硝子工房流限もあり、雨の日のアクティビティやキャンプの合間の小旅行先として人気があります。
利用者はドッグランを評価、ドッグフリーサイトはない点に注意
実際に愛犬を連れて訪れた利用者からは、ドッグランについて開放的で犬も喜んでいたという声が寄せられています。小型犬から大型犬まで幅広い犬種が思いきり遊べる環境として評価されており、ペット同伴キャンプの定番として紹介されることも多いキャンプ場です。
一方で、サイト内でノーリードにできるドッグフリーサイトは用意されていません。愛犬を自由に遊ばせたい場合は、基本的にドッグランを利用する形になります。サイトを選ぶ際は、ドッグランへの行きやすさも考えておくと、滞在中の動きやすさが変わってきます。
愛犬とのキャンプに持っていきたい道具
長めのペグを用意しておくと、地面に打ち込むだけでリードをつなぐ場所を確保でき、サイト内で愛犬をつないでおきたいときに重宝します。汚れを拭き取るタオルやウェットティッシュも複数枚あると安心です。
狂犬病予防接種証明書は入場やドッグラン利用の際に必要になる場合があるため、忘れずに携行しましょう。普段使っているフードや水、食器、排泄物処理用の袋、リード、首輪やハーネスの予備なども準備しておくと、現地で慌てずに済みます。山間部は夜間に冷え込むため、季節に応じて愛犬用の防寒グッズや寝床も用意しておきたいところです。
チェックインは12時から、受付は17時まで
利用時間は宿泊スタイルによって異なります。デイキャンプは9時から16時まで、オートキャンプなど宿泊を伴うキャンプサイトは12時から翌日11時まで、コテージ宿泊は14時から翌日11時までです。受付の営業時間は17時までのため、それまでに到着するのが基本になります。到着が遅れそうな場合は、事前にキャンプ場へ連絡を入れておくと安心です。
ドッグランは宿泊・デイキャンプ利用者であれば申し込み不要で自由に使えますが、受付時間や場内ルールは季節や公式サイトの案内によって変わることがあるため、訪問前に最新情報を確認しておきましょう。
花火は手持ちのみ、22時以降は利用不可
夜の楽しみとして人気の花火は、手持ち花火のみ利用できます。打ち上げ花火、噴水花火、音の出る花火は禁止です。花火を行う際はバケツなどの水を用意し、使用後は完全に消火して後始末まで行いましょう。花火を含む夜間の利用は22時以降お断りとなっており、愛犬と静かな夜を過ごしたい人にとっても安心できるルールです。焚き火に関する詳細な規定は公式サイトに明記されていない部分もあるため、直火の可否や焚き火台の使用条件はキャンプ場に直接確認しておくとより安心です。
神奈川県内の他のペット可・ドッグラン付きキャンプ場との比較
神奈川県内には、ウェルキャンプ西丹沢以外にも愛犬と楽しめるキャンプ場がいくつかあります。三浦郡のスターフォレストキャンプ葉山は、ドッグランに加えてドッグフリーサイトを備え、サイト内でノーリードにできるプライベートな過ごし方ができます。秦野市のボスコオートキャンプベースは、丹沢の自然に包まれた静かな環境で、ゆったりとした区画サイトでのペット同伴キャンプが通年楽しめます。相模原市のPICAさがみ湖は、ドッグランとペットOKのコテージを備え、遊園地やアスレチックといった子ども向けアクティビティも充実しているため、家族全員で楽しみたい人に向いています。
| キャンプ場 | 所在地 | ドッグラン | ドッグフリーサイト |
|---|---|---|---|
| ウェルキャンプ西丹沢 | 山北町 | あり(約1,500平米) | なし |
| スターフォレストキャンプ葉山 | 三浦郡 | あり | あり |
| ボスコオートキャンプベース | 秦野市 | 区画サイトで同伴可 | なし |
| PICAさがみ湖 | 相模原市 | あり | ペットOKコテージあり |
こう比べると、ウェルキャンプ西丹沢はドッグランの規模と、川遊びや天然プール、露天風呂、釣り堀といった自然体験の豊富さで頭ひとつ抜けた存在です。愛犬との自然体験を重視するなら有力な候補になります。サイト内でノーリードに近い形で過ごしたいなら、ドッグフリーサイトを備えたキャンプ場もあわせて検討する価値があります。
ドッグラン利用や同伴宿泊についてよくある疑問
ドッグランの利用に事前予約が必要かどうかという疑問がよく寄せられますが、宿泊者・デイキャンプ利用者であれば申し込み不要で、無料で自由に利用できます。コテージやログハウスに愛犬と宿泊できるかという点についても対応可能です。ただし犬種やサイズの制限、頭数制限が設けられている場合もあるため、予約の際にコールセンターへ確認しておくと、当日になって慌てずに済みます。
料金や設備、ルールは年ごとに見直されることがあるため、訪れる前には公式ホームページの最新情報や、予約時の案内を確認しておくことをおすすめします。
春夏秋冬で変わる過ごし方
ウェルキャンプ西丹沢は通年営業で、季節ごとに違った魅力があります。春は、東京や横浜で桜が散った頃に場内の桜が見頃を迎えることが多く、少し遅めのお花見が楽しめます。近隣の山北つぶらの公園でも3月から5月にかけて桜やつつじが次々に咲き、愛犬との散歩コースにも向いています。
夏は場内の浅瀬での川遊びが一番の魅力で、愛犬と一緒に水辺で涼を取りながら過ごせます。夜にはホタルの光を観賞できることもあり、天然プールや露天風呂とあわせて暑い季節も快適に過ごせます。
秋は近隣の丹沢湖が紅葉の名所として知られ、ボートの貸し出しもあります。11月には場内で秋の釣り大会が開かれることもあり、釣り堀とあわせて楽しめます。冬は12月のクリスマスイベントや年越しそば、1月のおせちやどんど焼きなど季節の行事があり、空気が澄んだ夜には満天の星空も眺められます。
レンタル用品と売店、焼きたてパン
手ぶらでのキャンプを希望する人には、テントやタープ、マットのレンタル用品が用意されています。4~5人用テントは4,500円、タープは2,500円、マットは400円といった料金で、BBQ道具一式もレンタルでき、道具を持っていなくても気軽にキャンプを楽しめます。
食事の面では、予約しておくことで肉と野菜のセットやBBQ串と野菜のセットといったバーベキュー食材を用意してもらえます。場内の売店では薪や木炭のほか、飲料、酒類、精肉、野菜、卵、インスタント麺、缶詰、お菓子も購入できるため、買い出しを忘れても現地で調達できます。売店は場内に2か所あり、東沢エリアの売店に併設されたカフェクレソンでは毎朝焼きたてのパンが販売され、前日予約もできます。イートインスペースもあるため、天候が優れない日でも食事の場所に困りません。
ペット可のキャンプ場を選ぶときに見ておきたいポイント
神奈川県内だけでも、ペット可をうたうキャンプ場は年々増えています。愛犬同伴のキャンプ場を選ぶ際は、ドッグランの有無だけでなく、共有エリアでのリードルール、宿泊施設ごとの同伴条件、そして排泄物処理のマナーがどこまで整備されているかを事前に確認しておくと、現地で慌てずに済みます。特に大型犬を連れて行く場合は、ドッグランの広さや地面の状態、他の利用者との距離感も見ておきたい判断材料になるでしょう。
キャンプ場によっては、ドッグランはあってもドッグフリーサイトがない、逆にサイト内は自由でもドッグランは狭い、といった組み合わせもあります。ウェルキャンプ西丹沢のように、広いドッグランと川遊びや天然プールといった自然体験の両方がそろっているキャンプ場は、犬にとっても人にとっても滞在中の負担が少なく、繰り返し訪れたくなる理由のひとつになっているようです。
愛犬と丹沢の自然を満喫するために
ウェルキャンプ西丹沢は、神奈川県山北町の自然の中で、愛犬と思いきり過ごせるキャンプ場です。約1,500平米のドッグランを無料で使えるほか、清流での川遊びや天然プール、露天風呂、釣り堀まで、人と犬がともに楽しめる設備がそろっています。オートキャンプからコテージ、ログハウスまで宿泊スタイルを選べる点も、初めてのペット同伴キャンプにも慣れたリピーターにも向いている理由のひとつです。
訪れる際は、リードの着用や排泄物の処理といった基本のマナーを守りつつ、狂犬病予防接種証明書の持参や虫よけ対策といった事前の準備をしておくと、愛犬にとっても飼い主にとっても快適な時間になります。周辺には中川温泉や丹沢湖といった立ち寄り先もあるため、キャンプだけでなくエリア全体を楽しむプランを立ててみるのもおすすめです。料金や設備は変更されることがあるので、訪問前に公式ホームページで最新情報を確認したうえで、愛犬との丹沢キャンプを計画してみてください。








