福井県大野市の六呂師高原・池ヶ原で満点の星空とキャンプ場体験

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福井県大野市に広がる六呂師高原には、池ヶ原湿原に近い場所に2025年7月19日、新しいキャンプ場「SORA to DAICHI」がオープンしました。標高およそ500メートルのこの高原は、平成17年の全国星空継続観察で日本一星空がきれいな場所に認定された実績を持ち、2023年8月には南六呂師エリアがアジアで初めてとなる星空保護区の認定も受けています。この記事では、六呂師高原と池ヶ原湿原の成り立ちから、新しいキャンプ場の料金やサイト構成、星空観賞に適した時期、周辺の観光スポットまで、福井・大野への旅を計画する際に役立つ情報を紹介します。

目次

六呂師高原は経ヶ岳の裾野に広がる標高500メートルの高原

六呂師高原は、福井県大野市と勝山市にまたがる高原で、経ヶ岳の裾野、標高およそ500メートルの位置に広がっています。大野盆地の東部に位置し、なだらかな丘陵地に牧草地や牧場が点在する牧歌的な風景が特徴です。平成17年、2005年には、環境省と日本環境協会が実施した全国星空継続観察において、日本一星空がきれいな場所に認定されました。それ以降も福井県内屈指の星空スポットとして知られ続けています。

高原内には、福井県自然保護センター、奥越高原牧場、トロン温浴施設うらら館、そしてキャンプ場など、自然を満喫できる施設が集まっています。夏は避暑地として、冬は雪景色を楽しめる場所として、一年を通じて観光客やキャンパーが訪れます。福井県内でも屈指の透明度を誇る夜空は、都市部の光害から離れた立地条件によるところが大きく、天体観測や星空写真の撮影地としても人気を集めています。

火山活動が生んだ地形と池ヶ原湿原の希少植物

六呂師高原は、福井県内で唯一の火山性地形として知られています。今から112万年前から87万年前にかけて起こった経ヶ岳の噴火をきっかけに、その後数万年の間に複数回発生した山体崩壊にともなう岩屑なだれによって、現在の高原の地形がかたちづくられました。六呂師高原からさらにあふれ出た岩屑なだれは大野盆地にまで達し、塚原野台地を形成しましたが、こちらは長年の開拓によって、今ではほぼ原形が失われつつあるとされています。

この特徴的な火山性の地形の上に、湿原、池、清流、草原、森林といった多様な自然環境が広がっているのが六呂師高原の特色です。中でも池ヶ原湿原は、大野市と勝山市にまたがる湿地帯で、絶滅の危機に瀕しているミズチドリやトキソウ、カキランといった希少な植物が自生しています。イネ科の多年草であるヨシが旺盛に育つ環境でもあり、貴重な生態系が保たれています。白山ユネスコエコパークの枠組みのもとで保全作業が定期的に実施されており、2024年5月にも保全作業が行われたという報告がありました。キャンプや星空観賞で訪れる際には、遊歩道や指定されたエリア以外への立ち入りを避けるなど、マナーを守った行動が求められます。

福井県自然保護センターは、奥越高原県立自然公園の中心に位置し、身近な自然から宇宙までをテーマに掲げた展示施設や天文施設、観察フィールドを備えています。館内の展示では、標本やパネル、ジオラマなどを用いて福井の自然の豊かさが紹介されているほか、福井県内で絶滅の恐れがある動植物についてパソコンで調べられるコーナーもあります。本館の周辺にはおよそ28ヘクタールにおよぶ自然観察の森が広がり、湿原や雑木林、芝生広場を歩きながら、季節ごとに姿を見せる昆虫や野鳥に出会えます。タイミングが良ければリスやキツネといった野生動物を見かけることもあるようです。営業時間は午前9時から午後5時まで、定休日は毎週月曜日で、祝日の場合は開館します。入館は無料なので、星空観賞前の日中に立ち寄って自然について学んでおくのも良い過ごし方です。

南六呂師は2023年8月にアジア初のアーバン・ナイトスカイプレイス認定

六呂師高原の中でも南六呂師地区は、2023年8月に星空保護区、ダークスカイ・プレイスのアーバン・ナイトスカイプレイス部門に認定されました。この星空保護区は星空の世界遺産とも呼ばれる国際的な認定制度で、アメリカの5カ所、カナダの1カ所に続き、大野市は世界で7例目の認定地となりました。アーバン・ナイトスカイプレイス部門においては、アジアで初めての認定です。

星空保護区とは、アメリカに本部を置く民間団体ダークスカイ・インターナショナル、旧・国際ダークスカイ協会が2001年に開始したダークスカイプレイス・プログラムに基づいて認定される制度です。光害の影響を受けにくい暗く美しい夜空を保護する取り組みを行う地域や団体を対象としています。認定区分は複数に分かれ、自然公園やエコパークが対象となるダークスカイ・パーク、町や市といった自治体単位で屋外照明の条例整備や教育啓発活動が評価されるダークスカイ・コミュニティ、700平方キロメートル以上の広大なエリアを対象とするダークスカイ・リザーブなどがあります。南六呂師が認定されたアーバン・ナイトスカイプレイス部門は、都市近郊にありながら良好な夜空環境を維持している地域が対象で、屋外照明に関する厳格な基準や、地域住民と自治体、観光業界が一体となった光害対策への取り組みが求められる、ハードルの高い認定区分のひとつです。

この認定は、星がきれいに見えるというだけでなく、地域としての取り組みが評価された結果でもあります。大野市はこの認定を契機として、南六呂師エリアを中心に星空を軸にした観光振興を進めており、星空ガイドツアーやイベントの開催、宿泊施設との連携が活発になっています。

六呂師高原の池ヶ原エリアにできたキャンプ場「SORA to DAICHI」は2025年7月19日開業

六呂師高原エリアには、かつて六呂師高原温泉キャンプグランドという施設がありましたが、現在は閉鎖されています。その後継となる形で、2025年7月19日に新しいキャンプ場「SORA to DAICHI」、ソラトダイチが六呂師高原にオープンしました。星空を感じ、大地に委ねるというコンセプトのもと、星空保護区に認定されたエリアならではの環境を生かしたキャンプ場です。

所在地は福井県大野市南六呂師169字東上谷野47-1です。車の乗り入れが可能なオートサイトが36区画、レイアウトの自由度が高いソロキャンパー向けのフリーサイトが約20区画用意されています。さらに、冬季も利用可能なインスタントハウス付きの特別サイトもあり、最大10名まで利用できる区画も設けられています。施設内にはサウナ設備も備わっており、キャンプとサウナを組み合わせて楽しみたい層にも対応しています。

敷地面積はおよそ2万1000平方メートルにおよび、オートサイト36区画、グランピングサイト2区画、フリーサイト20区画を合わせて最大約300名を収容できる規模です。冬季も利用可能なインスタントハウスは4棟用意されているほか、岩屑なだれによって形成された六呂師高原ならではの地形を生かしたサウナ棟も設けられています。

料金とサイト構成

料金の目安は次の表の通りです。

サイト種別料金の目安
オートサイト(1区画)10,600円から
フリーサイト1人1,600円から
グランピングサイト(1区画)26,400円から

オートサイトは1区画あたり最大6名まで、グランピングサイトは最大10名まで利用できます。グランピングサイトにはチェアなどの備品があらかじめ7名分セットされているなど、手ぶらに近い形で滞在できる設備も整っています。予約は利用日の3カ月前から受け付けが開始され、公式サイトからのWeb予約が可能です。スイスアルプスを思わせる牧歌的な景観と、夜には満点の星空が広がるロケーションは、ほかのキャンプ場にはない魅力です。

サウナ棟と運営体制

このキャンプ場は、福井県と大野市が2022年に策定した六呂師高原再生プランに基づいて整備されました。前田建設グループのインフォニアホールディングス傘下にある奥越パークコンソーシアム合同会社が事業主体となり、静岡県三島市を拠点とするVILLAGE INC、ヴィレッジインクがキャンプ場の設計と運営を手がけています。光と音を引き算することが、心の豊かさの足し算になるという考え方をコンセプトの根底に据えており、光害を抑えた滞在環境づくりが意識されています。

日本経済新聞の報道によれば、大野市はこれまで夜景や星空を観光の核として位置づけながらも、周辺の宿泊施設が限られているという課題を抱えていました。キャンプという滞在スタイルは、宿泊施設不足を補いながら、観光客の滞在時間を延ばし、地域経済の活性化にもつなげやすいという利点があります。VILLAGE INCの代表は、キャンプは天然のプラネタリウムを楽しむ手段として最適だとコメントしており、派手なアクティビティを用意せずとも、星空を見上げ澄んだ空気を感じるだけで心が整っていく、見ること自体が体験になるキャンプ場を目指しているといいます。

六呂師高原へのアクセスは大野ICから車で約12キロ

六呂師高原、および池ヶ原湿原周辺への車でのアクセスは、北陸自動車道の福井ICまたは福井北ICから中部縦貫自動車道を経由し、大野ICで下車、そこから六呂師高原スキー場方面へ向かって約12キロメートルの道のりです。ナビゲーションを利用する際は、通行止めとなっている裏道ルートが表示されるケースがあるため注意が必要です。まずは六呂師高原スキー場を目的地として入力し、国道157号・158号線から六呂師高原へ向かう際は、県道26号線経由でアクセスすることが推奨されています。

公共交通機関を利用する場合は、JR越前大野駅から京福バスの六呂師行きに乗車し、六呂師高原バス停で下車するルートが一般的です。車の場合、福井・福井北ICからはおよそ60分程度が目安となります。冬季は積雪や路面凍結が想定されるため、スタッドレスタイヤの装着など、季節に応じた準備を整えて訪れる必要があります。

星空ハンモック体験は日没後1時間、料金2,200円から

六呂師高原ならではの体験として人気なのが星空ハンモックです。会場となるのは、福井県大野市南六呂師169字東上谷野にあるミルク工房奥越前で、奥越高原牧場に隣接する施設です。日没後の1時間という限られた時間帯に開催され、ハンモックに揺られながら満点の星空を見上げるという体験ができます。

体験料は2,200円、税込で、入場料とワンドリンクが含まれています。受け入れ可能人数は最大100名までで、団体での利用も可能です。個人での予約はじゃらんの体験予約サイトから、団体の場合は電話での申し込みとなります。秋季限定のプランとして焚き火de星空ハンモックも用意されており、こちらは1人5,000円、税込で、夕食や焚き火体験、焼きマシュマロ体験、貸し出しブランケット、星空ガイドが含まれる特別なプランです。ハンモックに揺られながら、標高500メートルの高原から見上げる星空は、地上の明かりが少ないからこそ楽しめる時間です。

隣接する「スターランドさかだに」も星空観測の名所

大野市内で六呂師高原と並んで星空観測の名所として知られているのがスターランドさかだにです。阪谷地区に位置し、六呂師高原の南六呂師エリアからは車でおよそ10分の距離にあります。阪谷地区も星空が美しく見えることで知られており、満点の星空を楽しめるオートキャンプ場も併設されています。

南六呂師が星空保護区に認定されたことで、周辺の阪谷地区を含む大野市全体が星空のまちとして世界的にも認知されるようになりました。六呂師高原と合わせて訪れることで、大野市の星空観光をより深く楽しめます。

スターランドさかだに満点星空オートキャンプ場は、大野市街地から車で約15分というアクセスの良さも魅力のひとつです。営業期間は4月上旬から11月下旬までで、通常は土日・祝日のみの営業ですが、ゴールデンウィークやお盆期間は営業日が拡大されます。施設内には売店やレンタルルーム、遊びの広場、炊事場、コインシャワー、水洗トイレなどが整えられており、バーベキューや川釣り、プール、サイクリングといったアクティビティも楽しめます。星空保護区に認定されたエリアから車でわずか数分という近さにありながら、日帰りでも気軽に立ち寄れる点が、六呂師高原のキャンプ場とはまた違った魅力です。

六呂師Starry Music Festivalは2025年8月30日・31日に開催

六呂師高原の知名度を象徴する出来事として、2025年8月30日と31日には、六呂師Starry Music Festival 2025が、SORA to DAICHIを含む六呂師高原を会場に開催されました。アジアで唯一アーバン・ナイトスカイプレイスに認定された星空保護区で開かれる、星空保護区発としては初のキャンプ音楽フェスという点が大きな話題となりました。

開催日主な出演者
1日目ACIDMAN、androp、9mm Parabellum Bullet、THE BACK HORNほか
2日目GLIM SPANKY、水曜日のカンパネラ、SCANDAL、Base Ball Bearほか

チケットは一般1日券8,800円、2日通し券16,800円で、学割料金も設定されており、幅広い層が参加しやすい価格設定になっていました。星空の下で音楽を楽しむという体験は、六呂師高原が観光地の枠を超えて、若い世代を含む幅広い層を惹きつけるようになったことを表しています。

天の川は6月下旬から8月中旬の新月前後が観測の好機

天の川を美しく観測、撮影するには、季節と時間帯の条件が重要です。天の川の中心部、銀河中心がもっとも見やすくなるのは6月下旬から8月中旬にかけてで、5月から9月ごろまでが観測に適したシーズンとされています。月明かりの影響を避けるため、新月前後のタイミングを狙うのがポイントで、南から南東の空の低い位置に、街明かりのない暗い方角を選ぶことが撮影と観賞の成功率を高めます。

六呂師高原は、周囲に大きな都市がなく、光害の影響を受けにくい立地にあることに加え、標高約500メートルという高さも相まって、大気の澄んだ夜には肉眼でも天の川がはっきりと確認できるといわれています。福井県自然保護センター内には、福井県内最大となる口径80センチメートルの反射式望遠鏡を備えた天文台があり、毎週土曜日には週末天体観望会が開催されています。一般公開用の望遠鏡としては国内でも有数の性能を誇り、季節ごとに移り変わる惑星や星雲、星団をじっくりと観察できます。星空をきれいに撮影したい場合は、三脚とレリーズ、またはセルフタイマーを用意し、ISO感度を上げつつシャッタースピードを長めに設定するなど、基本的な撮影テクニックを押さえておくと失敗が減ります。

星空観賞の服装と持ち物は防寒と赤色ライトが鍵

六呂師高原は標高およそ500メートルに位置しているため、平地に比べて夏でも涼しく過ごしやすいのが特徴です。日中は開放感のある草原や周囲の山々の景色を楽しめる一方、日が沈むと気温が下がりやすいため、夏場であっても羽織るものを一枚用意しておくと安心です。星空観賞やキャンプで夜間に屋外で過ごす時間が長くなる場合は、長袖・長ズボンに加えて、防寒着や膝掛けなどを準備しておくと快適に過ごせます。冬季は積雪地帯となり、白銀に染まった高原ならではの雪景色や雪中キャンプも楽しめますが、防寒対策はもちろん、車で訪れる際にはスタッドレスタイヤの装着が必須です。かつて高原内にあった六呂師高原スキーパークは、近年の降雪量の変化などを理由に営業を休止しており、モンベルと連携したアウトドア活動へと軸足を移す動きも見られます。冬に訪れる際は、最新の施設営業状況を大野市の公式ウェブサイトなどで事前に確認しておくと安心です。

星空観賞を存分に楽しむためには、いくつかの持ち物を準備しておくと快適さが大きく変わります。基本となるのが、レジャーシートや折りたたみ式のアウトドアチェアです。寝転がったり、リラックスした姿勢で座ったりしながら空を見上げることで、長時間でも疲れにくく星空を楽しめます。星座早見盤や双眼鏡を持参すれば、肉眼では気づきにくい星団や星雲を探したり、星座の位置を確認したりといった楽しみ方も広がります。

夜間に手元を照らす懐中電灯は、白色ライトではなく赤色フィルター付きのものを用意するのがポイントです。人間の目は赤い光に対して感度が低いため、赤色ライトを使うことで、暗闇に慣れた目の状態、暗順応を保ったまま手元を確認できます。標高が高く夜間の冷え込みが厳しくなりやすいため、ネックウォーマーや手袋といった防寒アイテムに加え、体を温める温かい飲み物や軽食も用意しておくと安心です。星空観賞に不慣れな方は、福井県自然保護センターなどが開催する天体観望会や星空ガイドツアーに参加すれば、星座の見つけ方や天体にまつわる話を専門スタッフから聞きながら楽しめます。

トロン温浴施設うらら館とミルク工房奥越前のグルメ

六呂師高原には、キャンプや星空観賞以外にも楽しめるスポットが点在しています。奥越高原牧場では乳牛の放牧の様子を見学でき、ミルク工房奥越前では乳製品づくりの体験も可能です。日帰り入浴できる公衆浴場、トロン温浴施設うらら館もあり、キャンプの合間や星空観賞の前後に温泉でリフレッシュすることもできます。営業時間は3月1日から11月30日までが午前10時から午後9時、12月1日から2月28日までは午前10時から午後8時で、毎週月曜日が定休日となっています。祝日の場合は翌日が定休日となるため、立ち寄る際は時間に余裕を持って訪れると安心です。

トロン温浴施設うらら館は、トロン鉱石を原料とした準天然のトロン泉です。館内には、体への負担が少ない50度前後の低温設定になっている健康サウナのほか、六呂師高原の澄んだ空気を感じながら入浴できる露天風呂も設けられています。キャンプや星空観賞で冷えた体を温めたいときや、日帰りでゆったりと過ごしたいときに立ち寄るのに向いている施設です。

夏には毎週土曜日に天体観望会が開催されるなど、季節ごとにイベントが企画されており、10月には毎週土曜日にハロウィンパーティー、12月31日にはカウントダウンパーティーが催されるなど、一年を通して訪れる楽しみがあります。星空だけでなく、牧場の風景やグルメ、温泉といった要素を組み合わせて楽しめる点も、六呂師高原がリピーターに支持される理由のひとつです。

グルメを楽しみたい場合は、星空ハンモック体験の会場にもなっているミルク工房奥越前 六呂師高原の時計台がおすすめの候補です。六呂師高原を見晴らす高台に立地するこの施設では、ジャージー牛や高原野菜を使ったオーガニックレストランを併設しており、ランチタイム、午前11時30分から午後2時、ラストオーダー午後1時30分には、ジャージー牛ハンバーグ2,200円やトマトハンバーグランチ1,100円、高原野菜のトマトピッツァ1,100円といったメニューを味わえます。搾りたての生乳を使ったバニラアイスクリーム作り670円や、バター作り、カッテージチーズ作りといった体験教室も用意されており、家族連れでも楽しめる内容になっています。高原ウェディングの会場としても利用されるほど、雄大な景色が自慢の施設です。

越前大野城と城下町散策もあわせて楽しめる

六呂師高原への旅とあわせて楽しみたいのが、大野市中心部にある天空の城、越前大野城です。織田信長の家臣であった金森長近によって天正4年、1575年から4年の歳月をかけて築城されたお城で、現在の天守は昭和43年、1968年に再建されたものです。秋から春にかけての早朝、気象条件がそろったタイミングでは、雲海に浮かぶ孤城として幻想的な姿を見せることから、天空の城の愛称で親しまれています。

大野市は北陸の小京都とも呼ばれ、碁盤の目状に整備された城下町の町並みが今も残っています。城下町エリアでは、冬期を除いて毎日開催される朝市や、市内各所で湧き出る名水めぐり、醤油づくり体験など、400年以上の歴史を持つ文化に触れられます。グルメでは、大野のソウルフードとして知られるホルモン料理とんちゃんや、新名物として注目を集める醤油カツ丼、江戸時代から親しまれてきた名水おろしそばなど、名水の里ならではの味覚も楽しめます。星空観賞やキャンプで六呂師高原を訪れる際には、日中は大野市中心部の城下町散策とあわせて楽しむことで、旅程に厚みが出ます。

福井県大野市の六呂師高原は、日本一の星空に認定された歴史を持ち、2023年には南六呂師エリアがアジア初となる星空保護区の認定を受けるなど、星空観光地として国際的にも評価されているエリアです。池ヶ原湿原という自然環境を有しながら、2025年に開業した池ヶ原エリアのキャンプ場SORA to DAICHIや、星空ハンモック体験、隣接するスターランドさかだになど、星空を軸にした多彩な楽しみ方ができます。天の川がもっとも美しく見える6月から8月にかけての新月前後を狙って訪れれば、標高500メートルの高原から広がる満点の星空を楽しめるはずです。牧場のグルメや日帰り入浴できる温泉施設、天空の城として知られる越前大野城や城下町散策もあわせて、福井・大野の自然と星空を満喫する旅を計画してみると良いでしょう。

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